ネクスト・イン・ファッションをみた
『ネクスト・イン・ファッション』コンペティションシリーズ予告編 - Netflix
お久しぶりで洋裁作った記事でなくて申し訳ないのですが、面白かったので語らせてくれ。
Netflixで1月末から公開されたネクスト・イン・ファッション。
このブログを訪れてくれる方は少なからず洋裁やファッションに興味のある方だと思うので見た方も多いと思いますが、まだの方はぜひ予告編だけでも見てって下さい。
すごく見たくなると思うのでので 笑。
本編を見てもらうとわかるのですが、既にブランドを持っているようなデザイナー達が優勝賞金をかけてガチバトルします。
ファッションに興味がある方が見ても面白いと思うけど、私みたいに洋裁趣味みたいな人間が見ると見どころありすぎてもっとゆっくり!一つひとつ解説して!ってなります。
ということで以下は感想になるので、ミナ記事同様ネタバレになるので未見の方は本編みたらまた来てね!
ということで感想。
上にも書きましたが、見どころがありすぎてもっとゆっくり見せてほしいなぁというのが一つ。
マニアックすぎる興味ですがJUKIのミシンの機種や毎回違う生地の種類に始まり、作業の過程ももっとじっくり解説つきで見せてほしい。
(ちなみに気になるのでJUKIの機種はHPに見にいったらそれらしいの発見。お値段はわかりませんでしたが、機能てんこもりですんごいお値段なんだろうなぁ…。ついでに家庭用ハイエンドも見てしまい、電子パネルが番組内で使われているであろう機種と同じような今どきっぽい画面になっててう、羨ましくないんだから!と思ったり)
あと作業過程もソーイングビーみたいに解説つきだといいんだけど、この番組はあくまでデザイナー達のガチバトルがメインなので違うと思いつつ、私のような需要もきっとあると思うんだ(何を
そしてネクスト・イン・ファッションとあるように、今まで見たことないようなスタイルが求められるのでこれいいな〜と思って見てても番組内では「お店で売ってそう」と言われていたり…。
「ネクスト」を創り出すのは本当に大変じゃ…と思いました。
とあれこれ言ってきましたが、一番「?」と思ったりのは敗者の決め方。
ちょっと前に見た同じNetflixのメイクアップスターと比較しちゃうんですが、あちらはちょっとしたテクニックで決めてたのでまだ納得できたんですが、こちらは出場者の意見を聞くのみ。
番組の時間の問題なんかもあるかと思いますが、この決め方はちょっともやる。
デザイナーなのでデッサン画とか今回は自分で服作ってたので洋裁技術とか、色々やりようはあったんじゃないかなと。
アイテム&過程解説つき、敗者決定にはちょっとした勝負をつけてくれたら私的にパーフェクトだなと思ったり。
(でもかなりのボリュームになるのでやはりこのままがいいんだろうな)
といいつつ、やはり面白いし出場者それぞれ個性的でみんなキュートですね。
ドラゴンプリンセスのエンジェルとミンジュを筆頭にヘタリアのイタリアそのまま…と思ったアンジェロ、イカつい見た目と裏腹に作る服は完璧なフィッティングでカラフかつ上品、優勝賞金を若手に寄付したいと言ってたアシュトンとマルコペア。
と挙げればきりがないけどやはり私はミンジュのデザインすごく好きです。
最初こそシルエットや色使いもツモリっぽいなーと思ってたけど、ラストのコレクションは本当に感動したしあの中のピンクのスーツは本当にカッコ可愛いと思った。
思わず実際販売されるというネットポルテに行ってみたけどさっぱりわからず…。
惜しくも敗れたダニエルも上品な中に「ネクスト」感があってリアルに着られそうなコレクションが本当に魅力的でした。
と充分楽しませてもらいましたが、同時に思うこともあり。
ストリートファッションで落とされそうになったペアの人が言ってたハイブランドが我々のデザインを真似するというのもだし、ファッション業界自体が地球環境に良くない影響を与えているというのも考えさせられました。
とにかく回転が早くて常に新しいものを大量に求められるので、構造的にゆっくりでも変えていければいいのかなと。
個人的には好きなブランドでも常に新作が販売されているので過去の作品でも常に買えるようになったり、新作の発表の仕方もショー形式だとすごくお金もかかるのに一瞬で歩き去ってしまったりするので、色んな意味でもっとスローでもいいんじゃないかなと思います。
ということで洋裁記事でもないのにやたらと語ってしまいました。
そろそろコートにかからないとな…。